お中元時期ですね。
企業だと、給湯室に「◯◯様からお中元に頂きました。ご自由にお取り下さい。」
なんていう付箋が貼ってある菓子箱が置かれている時期です。
企業であれば総務のおねぇさんがきっとうまいことやってくれると思うので、
フリーランスのお中元について少し考えてみました。
そもそもお中元って?
古い中国から伝わった「三元」と称して、贖罪(代償物によって過去に犯した罪業をあがなうこと)の日とした上元(1月15日)・中元(7月15日)・下元(10月15日)の内の中元が、日本古来の御魂(霊)祭り(みたままつり-1年を2回に分けて先祖の霊を迎えてお供え物や贈り物をした習し)と、伝来した佛教の盂蘭盆会(うらぼんえ-7月15日)とが重なったことから、夏の贈り物として「お中元」を贈るというの贈答習慣が根付きました。
引用 ご贈答マナー
想像以上に結構壮大な由来がありました。
つまり、ご迷惑おかけしてるのでお詫びの品です。ということみたいですね!
誰におくる?
ご贈答マナーさんによると、日頃お世話になっているお礼として贈るので目上目下は関係ないようです。
そうなると、依頼する方、される方も特に関係はないようですね。
私達からは特に贈ることはしていませんが、
特にお世話になっているクライアント様には暑中見舞いという形でメールにてご挨拶をしています。
いつ送る?
関西と関東とで違うようです。これは初耳でした。
なぜか関西方面のクライアント様が多いので8月上旬はお中元を頂く事が多く、そういうものかと思っていましたが、
関東は7月上旬なのだそうです。
何送る?
いざ、お贈りするとなると難しいのが「何を贈るか」ですよね。
無難なところだと、ビールや水菓子で、実際に頂くものもそういうものが確かに多いです。
ところが、フリーランスとなるとたまに面白いものを頂くことがあります。
昨年・今年頂いたお中元で変わり種を交えてご紹介致します。
(変わり種は贈る時に相手を選ぶと思うので気をつけて下さいね!)
わらび餅、とれたてとうもろこし等の地域特産・名産品
こういうお仕事なのでクライアントさんは北は北海道から南は鹿児島県までいらっしゃいます。
その地域の名産品の話になった時とかにポロリと
「食べてみたいですねー!!」
とこぼしたのを覚えていらして、お中元の時期に頂いたということがあります。
特に、ローカルの特産・名産を販売するネットショップの対応をした時に頂くことが多く、
私たちも、対応したサイトに掲載されているオススメの名産品に触れることができて嬉しいです。
飲み物
実用品です。ビールから、お茶から、カルピスから・・・。
陣中見舞いも兼ねてエナジードリンク率も高いです。
やっぱり夏場は水分補給が大切ですし、これ飲んで頑張ろーと思いますね!!
ショップのポイント
ネットショップの対応が多いので特にあるのがコレです。
テストに作成してあったアカウントにポイントが追加されていて、
ポイントを利用してご注文いただければちゃんと発送します!!と。
自分で選べるのですごい嬉しいですが、
高額商品が多いショップだと選べるものに限界が!!!
変わり種
同じフリーランスの方や、極々小規模ベンチャーさんなどからは不思議なアイテムを頂くことがあります。
「おねだり券」
小さなデザイン会社様からは「イラスト1枚おねだりOKです」と書かれたおねだり券を頂きました。
本来であればお金を出して作成していただくイラストを1枚タダで作ってくれるのだそうです。
「のうきのばしぺーぱー」
クライアント様事情で納期までキツキツになってた案件の途中で贈られてきたこの「のうきのばしぺーぱー」。
「※この紙を手に取ると、納期を2週間伸ばすことができます」と書かれていました。即使いました!!
お礼は?
お中元には特にお返しの必要はないです。
とはいえ、頂いたらお電話やメールで一言お礼はしておきましょう!!
まとめ
お中元にかぎらず、お歳暮や暑中・残暑見舞いは、クライアント様に日頃の感謝をお伝えするにはいい機会です。定期的なお仕事を頂くようなクライアント様であればこれからのことも考えて時節のご挨拶というのもいいかもしれません。特に、相手も個人だったり極々小規模の会社だったり、お年を召した方だったり、デジタルに疎いクライアント様にしてみると、デジタルな世界にドップリ浸かっている私達は、こういう行事に疎くて冷たい印象を抱かれるパターンが結構あります。
アナログな贈り物は相手の温もりを感じますし、温故知新アピールにも一役買ってくれます。
ですが、
結論としては、フリーランスからクライアント様へのお中元は無理にしなくてもいいと思います。
最終的にお仕事は人と人とのお付き合いなので「絶対しない!」というのも寂しいですが、この時勢、全てのクライアント様にお中元を送っていては身がもちません。
贈って頂いたものはありがたく頂戴して、
お仕事で返すのがきっとクライアント様も喜んで頂けるのではないでしょうか!
photo credit: Christmas present for my wife. via photopin (license)