お久しぶりです。のえらです。
フリーランスって基本的に1日中仕事できちゃいますよね。特に在宅ワークだと、公私の切り分けは難しいです。独身時代はワンルームでベッドの前にパソコンがあって、寝ても覚めても仕事仕事仕事。でした。元々不規則な生活なので、妙な時間帯にお客様へメールをしたり、更新をしたり。今もそういう事結構ありますが…。
そういう生活が好き!充実してる感じがする!!と思っていた時期もあったのですが、寄る年波には勝てません。
ある日を境に、私はきっちり作業時間を切り分けるようになりました。
そしてそれを事前にお客様にも説明しています。
こんなことがありました。
ご予算がないとのことなので、細かい部分まで詰めて時間単位で対応工数を計算してお見積りして、
その上で値引きして対応した案件のリリース納品の時です。
リリース日や時間帯は追ってご相談ということだったので、作業も検収も完了した状態でリリース日のご相談をしました。
指定された日時は、
GWまっただ中の明け方4時!!!
えー?!
しかも、私の所に指定の日時情報が来たのは、こちらの作業ができるかどうかの確認をとることなく指示書を担当者さんが上司に通してしまった後でした。
なんとなんと、私はその年のGWは新婚旅行で海外の予定で、その移動初日だったのです。このクライアント様は、ご紹介でお知り合いになった方で無碍にも出来ず…。幸か不幸か、その他の色々な出来事が重なって、GWの新婚旅行はおあずけとなり、対応をすることが出来たのですが…。
フリーランス、特に在宅の方は「いつでも仕事ができる環境にいる」というだけであって、そうしたいわけでもしていいわけでもないと思います。クライアント様の中にも、会社とは違って就業時間が終わればそこに誰もいないというわけでもなく、電話はいつでも繋がります。すぐそこにパソコンがあるので、「ゆーがっためーる!」みたいな音が鳴ればすぐに見に行けます。緊急性が高そうだから…時間があるから…と、ちょっとならイイかなと、一般的に「時間外」とい言われる時間帯に対応をしている癖がついていた中での出来事でした。
「1ヶ月分の予定を抑える金額を払った」というのは、
「1ヶ月の間、24時間好きなときに使ってイイ権利を買った」というのではないです。
自分理由で時間外にやる分にはいいです。夜中の方が実は捗るなんてのはありがちです。
でも、フリーランスであってもちゃんと作業時間帯・休日を決めて、
あくまでもお見積りは時間帯内の作業であること、
時間外の作業の場合は割増しますよ!!というのを伝えておかないと、
時として痛い目を見てしまいます。
フリーランスは1つのお仕事を取るのも結構大変です。お客様を逃がさないようにどんな依頼や仕様変更でも「なんとかなる」「なんとかする」というフリーランスさんが最近増えているのかなと思います。多少の時間外ならイイやと思ったりもしますよね。それに、そういうなんとか出来てしまう人だからこそフリーランスでやっていけてるというのもあります。
でも、そういう「ちょっと厳しいなぁ、でもイイか」と何でものんでいると自分を安売りしてるだけになってしまいます。
一度下がってしまったアドバンテージはなかなか上げることって出来ません。
作業時間帯とお休みの日を決めて、なるべくその時間帯以外はお客様との接触はしないようにしたいですね。
ちゃんと自己管理出来ているんだよ!!バッチリだぜ!!!だから俺に任せなよ!!!!と強みになる日が来るはずです。
ちなみにですが、morrighanの中の人たちは、コアの作業タイムとして13:00~16:00、土日祝日はお休みです。お客様のお電話は11:00~19:00以外は基本、出ません。勿論、私を始め、相方さんやお手伝いのデザイナ様にも小さい子供がいたり、別のお仕事を持っていたり…と、個々で事情があってお天道様がいる間に作業ができないということも多々あるので、実際は個々の裁量になりますが、お客様都合で22:00~05:00や、お休みの日に作業が入る場合にはきっちり割増させていただくようにしています。
自分の手で自分の価値をあまり下げ過ぎないようにしたいですね。