「閲覧疲れ」をさせないネットショップ

こんにちは!morrighanのメインメンバー陣に「せめて3日に1記事書いて下さいよぉ!」と言った手前、自分も書かないわけにはいかない「のえら」です。

morrighanはネットショップの立ち上げ・構築や、リニューアルを受託することが多いです。そのため、slackで話す内容といえばネットショップのことが7割を占めます。(残りの1割は他業務のこと、もう1割は各々の子供のこと、最後の1割は猫と晩御飯の献立の事です。)

最近、私達の間でブームになっている単語は「閲覧疲れ」です。

この単語のことを少し書きます。

現在、どのネットショップもアナリティクス等の解析を見せてもらうと、半数近くがスマホからです。これはどのWEBサイトでも同じではないでしょうか。ガラケー対応という依頼はとんとなくなり、今ではスマホ対応は必須になっています。商材によってはスマホでのアクセスが圧倒的に多いネットショップもあります。

すでにPC用のネットショップを運営していて、しかもマーケティング担当がいないようなショップ様がスマホ対応したいという時によくあるのが「画像・文字などパソコン向けサイト(以下PCサイト)で表示していたコンテンツ量を基準に考えている」ということでしょうか。それが悪いわけではないのですが・・・。

今のスマホはネットのスピード(3Gとか4Gとかのアレですね。詳しくないのでごめんなさい。)は格段に早くなり、見れない画像がほぼない状態で、「小さいパソコン」と考えている方が多い様に思います(タブレットは今回スマホ側に位置づけます)。しかし、

スマホはあくまでスマホであってPCではありません!

では、よくあるスマホ対応されたネットショップのTOPページを想像しながら・・・

まずアイキャッチ的なスライドがあります。カラフルで文字も詰まっているのが何枚もいったりきたり。・・・ところが、スマホで見やすいものならいいですがPC基準で作られた画像をスマホサイズに縮小されただけ。文字は小さくて瞬時に読めるものではなく。

・・・「ッチ!」

ではではと、下の方のコンテンツを見ようかとスワイプ・・・と思ったら、スライドと直下の商品画像に付けられたaタグでリンクトラップに嵌まって思わぬページ遷移。

・・・「ッチ!」

読み物なのか商品なのか分からない厭らしいバナーがズラリ。

・・・「ッチ!」

途中に出てくるランキングやレコメンドは、PC用をコピペしたりしたのでしょう。解像度以上のサイズになってしまっていて横にはみ出て上下スワイプするたびに画面が左右にもちょっとズレて画面酔い。

・・・「ッチ!」

じゃあアレが欲しかったなーなんて考えて商品を探そうかなと思ったところ、カテゴリ一覧はながーーーーーーーいTOPページの一番下。

・・・「ッチ!!」

“ランキングやレコメンドの解像度以上の~”の部分はコーダーのミスだと思うので置いておいて・・・。

それ以外の部分に関しては「こういう作りが好き」というユーザーさんも勿論います。例えば、有名ショッピングモールの某Rさんのような縦長で同じことを繰り返し書いている商品ページの方がいいという方は一定数いたりします。流行りのフラットでシンプルなデザインのショップは日本ではいまいちピンと来ない人も多いという現実もあります。なんだか胡散臭く見えたり、高そうな印象を与えたり、ネットショップ自体にとっつきにくさを感じるようです。

話がデザイン側に寄り道しそうなので軌道修正・・・。

PC基準で考えられたコンテンツや文字量というのはスマホという端末を通すと情報過多になることが往々にして有ります。ぎゅうぎゅうに詰め込んだ画像やコンテンツはスワイプのしづらさを感じさせます。TOPページからして、沢山の画像・文字といったPC基準の沢山の情報が押し寄せてくるのですが、それを快適にみるにはやはりスマホはイマイチだったりするわけです。そうなると、その情報量に押しつぶされるような感覚になって閲覧疲れ状態になっています。

あるネットショップさんでさせていただいたアンケートでは、男性は全年齢層で情報量過多を嫌う傾向にあるようで、女性はF2層が特に嫌うようでした。F3は逆にその情報量に安心するようなのですが、リンクトラップに嵌る率が高いようでそういう部分でのぎゅうぎゅう詰めはノーサンキューという意見が多かったです。

TOPページはエントランスでしかなく、その先にある商品ページに辿り着いて頂けない限り売上には繋がりません。

これだけ沢山のネットショップが溢れかえっている上に、特にスマホでとなると「ちょっとした空き時間で見る」ことが多いです。沢山あるネットショップを次から次へとウィンドウショッピングするために、「買いたいものがあるか」、「欲しい情報があるか」というのはTOPページ(正確には検索から辿り着くページですけど。)1枚で判断される方というのは多そうです。ショップ側がそれに対処すべく可能な限り詰め込んだ結果、商品ページに辿り着く前に離脱する理由に「閲覧疲れ」が増えているように思います。

訪れたお客様に「閲覧疲れ」をさせないショップは、次のページ、別のコンテンツへ苦なく進めるため、結果として売上に繋がることも多いようです。

結局、そのネットショップにどれだけの情報量が必要なのかといった部分は、商材や対象年齢・性別によっても変わる部分です。どれだけそのショップのことを理解してマーケティングしているかでも変わりますが、PC並のデータ量をもったスマホサイトが増えると同時に、「閲覧疲れ」も比例して増えていると思います。

スマホユーザーは大事です。逃がさないように、閲覧疲れをしない工夫をしていきたいですね。


morrighanの宣伝(-m-)こんなことを日頃考えている私達にネットショップの立ち上げを依頼してみませんか?まずは相談や見積だけでも、お問い合わせからお気軽にどうぞ!


投稿日

カテゴリー:

投稿者: